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インシテミル(米澤穂信)

米澤 穂信
文藝春秋
¥ 1,680
(2007-08)


アガサ・クリスティは昔、
ABC殺人事件を読んだ。

実家の本棚に20冊くらい入っていた中から
選んだのだけれど、
文字の小ささが敷居を高くしていて
翻訳も読みづらくて
母の言うような
すごい謎解きも感じられなくて
それ以降は手が伸びなかった。

随分経ってから
これくらいは読んでおかないとなーっと
そして誰もいなくなったは
読んだのだけれど
インディアンの人形に
ピンと来れなかった私は
やっぱりクリスティとは相性が悪いんだ、
ということにしてみる。

そんな私ではなくて
もっとミステリーマニアに向けた本。
だと思う、これは。

事前知識ほぼゼロで読んで
この表紙のイラストからポップなミステリーを想像していたのだけれど
ちょっと間違い。

や、ポップではあるのかもしれないけれど
ガッツリミステリーだし
ちょっと怖いし。

ホラーではないけれど
主人公たちの恐怖はすごく伝わってくるので
ぶっちゃけ
夜とか一人で怖がったりとかしてました。

ドアがキーーーって開いただけで
悲鳴上げそうになったり。
(我慢したけど。笑)

それにしても
個人的な感想としては
悪趣味、としか言えない。

面白かったことは面白かったし
ミステリーとしてはきっと
色々考えられているんだろうけれど。

登場人物も書き分け切れているとはいえないし
最初にそれぞれの事情が匿名で書かれているんだから
最後まで読んだらそのどれが誰の事情かくらいは
分かるようにして欲しいところ。
犯人の“事情”もちょっと出しただけで
サッパリ理解不能だし。

やっぱり悪趣味な印象しか残らない。

せめて、自分が死ななければならないことに
理由くらい欲しいじゃないか。

日々漫然と生きて
今日の次に明日があることが当たり前で
死にたいなんて思わないけれども
日々生きたいと願い続けるわけでもなくて
それはきっと幸せなことなのだけれど
やっぱり当たり前の幸せを強く感じ続けることは難しい。
それでも、
例えば誰かの暇つぶしや研究で
死ななければならない必要はどこにもないのだ。

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