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パラレルワールド・ラブストーリー(東野圭吾)

4062637251パラレルワ−ルド・ラブスト−リ− (講談社文庫)
講談社 1998-03-13

by G-Tools

友情より愛情でしょ、と言っていたことを思い出した。

だって、飲みに行く約束を1度くらいドタキャンしても
友情は壊れないけれども
恋愛はその1度が致命傷だったりするから、と。

今にして思えば
そう言うことで、友情の篤さを確認したいポーズだった気はするけれど
例えば、
仲の良い友人と飲みに行く予定の日に
今まさに狙っている男の人から飲みに誘われたら
間違いなく男をとるよな、という意味において
きっとこれはこれで正しい。笑。

正論ぶって書いておくならば
友情と愛情なんて同じスケールでなんて図れるわけがなくて。

でもそれを、無理に図らなければならないとしたら、
どうすればいいんだろうか。

親友の恋人を本当に好きになってしまったら。
友情と愛情はどう図ればいいんだろう。

これは、親友の恋人だったはずの女性が
いつの間にか自分の恋人になっている。
一体その間に何が起きたのか…という謎を解いていくミステリー。

お互いがその女性を諦めるとかは、どうなのか、とか
それってその恋人が逆にかわいそうじゃないか、とか
色々考えはするのだけれど
更にそこで
主人公の男2人の設定が絶妙で。

身体にハンディキャップを持つ智彦に、やっとできた恋人・麻由子。
恋愛面では優位にある崇史。
智彦に恋人ができたことを喜ぶのと、麻由子が好きなのと。
麻由子が智彦を好きなのは恋愛なのか、同情は入っていないのか…。
彼より自分のが彼女にふさわしいと、思ってしまう気持ち。
それを認めたくないのと、
麻由子が智彦を振ることへの“罪悪感”。

そういう関係性のバランスが絶妙で、
この物語の非現実さを、
かなり現実に寄せているんじゃないかと思う。

実はヒロインの麻由子はイマイチ好きになれなくて、
ザ・理想像というか。
ちょっと男性目線の女性像かな、という気がする。

それにしても久しぶりに東野さんを読みました。
これもかーなーりー前からチェックしていて
やっと読んだ、という感じ。

日本語が読みやすいですよね。
誤解を恐れずに書けば
よくも悪くも癖がないと言うか。
そこがステキなところだけれど、少し物足りない気もしてしまった。

人間の記憶ってすごく曖昧で、
それでも、そこを拠り所に生きていくしかなくて
それが崩れてしまったらどうにもならない。
サラサラと楽しめるけれども
あとから考えるとそういうのって、かなり怖い。

友情と愛情を選ばなければならないシーンに
遭遇せずにここまで生きてこられてよかった。

友達とは異性の好みが違った方がいい。
まったくだ。

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